東保 力市議 会派代表質問

 私は、新会派『誠志会』を3人で立ち上げ会長に就任しました。12月射水市定例議会において会派を代表して質問に立ちました。残り任期1年、射水市誕生3年間を省みて、市政全般について質問いたしました。以下質問、答弁の骨子です。

質問:1.世界金融危機に伴う当市の企業の経営実態について

@雇用の現状と雇用確保、A貸し渋り、貸し剥がしの現状把握、資金繰り支援、B当市の今後の税収の影響について

答弁:@厳しい雇用状況であり、今後、富山労働局や県、経済団体等と連携し、雇用不安の払拭、雇用の安定に万全を期す所存です。A射水市制度融資を拡充し市内中小企業の資金繰りの円滑化に努めると共に金融機関に対しても、円滑な融資を行うよう働きかけていく所存です。B税収は、法人市民税や固定資産税等大きく落ち込むと考えています。

質問:2.平成21年度予算編成について

@分家市長の任期最後の仕上げの年、目玉事業とその予算、A21年度予算規模と財源について

答弁:@平成21年度予算は、総合計画の施策を着実に推進すること、市民協働を全地区で地域振興会の立ち上げと支援、行政ニーズが高い事業等を予算化して市民の信頼と負託に応える予算にする。

質問:3.射水市統合新庁舎建設について

@建設場所決定等建設までの手法とスケジュールの明確化、A統合庁舎建設についての議論誘導と市民参加の喚起について

答弁:@平成21年度には、仮称「統合庁舎建設基本構想策定委員会」を設置する。基本構想及び基本計画で約2年、基本設計及び実施計画で約2年、建設で約2年、併せて6年と考えている。A多くの市民から意見を伺う機会をつくる。

予算特別委員会で私は関連質問しました。『射水警察署の改築場所はどうなっているのか。射水警察署との関連もあり、統合庁舎の場所について早期に決定すべきでないか。また、分家市長は早々に来年11月の市長選に出馬の表明をなされた。次期選挙の争点を統合庁舎場所を「ここだと決めて」市民に信を問う選挙をする考えはないか。当然、議員選挙もその是非で選挙をして勝ち抜いてくる選挙となるが如何か。と質しましたが市長の答弁は慎重でした。

質問:4.救急病棟の建設について

@特色・特長ある病院づくりへの市長、病院長の決意、A富山大学医学部の強力な支援の有無と構築、B当市民病院の実力度と医師と看護師の確保、C救急病棟整備と市内開業医との協力、病診連携、現状の病院経営の実態、D救急病棟建設の投資額と財源の見通し、E中・長期の経営計画、収支計画、F公的病院の社会的責任と市民の医療福祉向上、安心への収支ガイドライン(議会の責任とチェック機能並びに市民コンセンサスづくり)について

答弁:@二つの取組み中で、一つは救急医療体制への挑戦、もう一つは広域に適用する診療領域の強化です。心臓リハビリテーション施設認定を取得しており循環器領域と乳腺外科領域を強化し広域医療圏から患者さんが集まるような機能を担当できる病院を目指す。A富山大学から13名の医師が補充されており、現在病院長が富山大学関連病院長会議の会長に就任しており、富山大学と緊密な連携をとる。B有能な医師を集めており日本病院機能評価の審査を受け専門領域の施設認定を取得している。C救急隊や医師会と連携強化し「病診連携だより」を発行していく。D有利な企業債等を利用する。E収支計画等は病院改革プランに盛り込む。等

質問:5.富山新港開港40年、今後の港湾整備について

@富山新港の100年後構想プロジェクトの編成、A新湊大橋完成前後の周辺整備、投資、対策、B客船バースとターミナルの整備、C客船並びに定期航路フェリー客船誘致と観光対策、D特定重要港湾伏木富山港の管理を富山県と富山市、高岡市、射水市とで管理組合を設立し共同で管理運営することについて

答弁:@検討したい。A順調に進捗している。また、国、県との計画と新湊みなとまちづくり方策と整合性ある要望、整備したい。BC市の重点事業で整備、誘致に国、県、船会社へ強く要望、観光整備に努力する。D県、関係市との考えもあり将来的課題としたい。

質問:6.学園都市づくりについて

@市内の専門学校、短大、大学との連携による学者、研究者、学生のいる学園都市へのまちづくり、A射水市へ国連機関並びに国際会議や研究発表の学会誘致について 

答弁:@富山県立大学とは、平成18年4月に産業、教育、地域新興など「8項目連携」の包括協定を結び、仮称「射水市まちづくり構想」を開設し、地域リーダーを育成したい。A富山県には「北西太平洋地域における海洋及び沿岸環境の保全・管理・開発のための行動計画(NOWPAP」の活動センターが富山市にその分室が太閤山の富山県環境科学センターにある。将来的には国際会議等誘致したい。

質問:7.市街地再開発について

@奈呉・中町密集市街地再開発の現状と今後の事業の展開、A中曽根の大区画整理事業開発に伴う旧市街地の影響とその対応、対策について

答弁:@奈呉・中町密集地区住民には、2回現地説明し住まいの再建意向など調査しており、今後整備構想(素案)、事業構想(素案)の検討し、ゾーンを決めて事業を推進したい。A現在、市内の不動産販売並びに商店街の営業について、大きい影響があったと言うことは聞いてない.

質問:8.農業政策について

@バイオマスタウン構想の進捗状況と今後の対応、A食料自給率向上の観点から飼料米の生産について

答弁:@策定委員会構想の答申は、1月下旬。木質系、食品廃棄物系の各バイオマスを利用し、その推進計画の策定をする。ソフト事業の展開、策定は3月中に公表したい。A「富山県都市農業連絡協議会」でこの課題を提案、議論し国、県へ輸入飼料価格に対抗できる処置、対策について助成を要望していきたい。

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